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松本良光ブログ『教務さんができるまで』

一人前目指して日々奮闘しているお坊さんブログです

のび太くんのような人間に

『ドラえもん』のヒロイン・しずかちゃんが結婚相手に選んだのは、のび太くんでした。ところが、結婚前夜、不安な気持ちが急に込み上げてきて、思わず、お父さんに「あたし…不安なの。うまくやっていけるかしら。」と言います。すると、お父さんはこう言いました。

「のび太くんを選んだキミの判断は正しかったと思うよ。あの青年は人の幸せを願い、人の不幸を悲しむ事のできる人だ。それが一番人間にとって大事なことなんだからね。彼なら間違いなくキミを幸せにしてくれると、僕は信じているよ。」(『のび太の結婚前夜』より)

 私達がご信心を通じて目指すのは、のび太くんのように人の幸せを願い、人の不幸を悲しむ事のできる生き方です。そういう器の大きな人間へと成長していけるように、仏教と共に人生を歩んでいきましょう!

御教歌
まけぬ気と 根気と慈悲の つよければ
御法弘むる うつは也けり

 人の幸せを願うからこそ慈悲深く、根気強く、前向きに生きることができる。ご信心を通じて器の大きな人間へと成長していくことが大切であると、お示しの御教歌です。

 先月の月一法話で最後に、こう書きました。
 本門佛立宗 隆宣寺の教務・信者は「他人のために何時間でも何日間でも祈ります!」

 4月2日、それを実証する出来事がありました。
 その日はご信者さんの手術日で、事前に聞いていた所用時間は9時半から16時頃まで。約6時間半の手術です。6時半に朝参詣が始まり、引き続き、手術成功のお助行(手術を受ける方の為に御題目を唱えて祈る)開始。30分の休憩を挟んで、9時半から手術終了まで御題目を唱え続けました。お昼は交代で食べ、それぞれに途中休憩を取り、一旦家に帰った方も、用事を済ませて戻ってこられました。中には、朝一番から、ず〜っとお参りされた方もあります。

 そして手術終了予定の16時を迎えますが、ご家族から連絡がありません。こういった場合は「手術が終わりました」との連絡があるまで引き続き御題目を唱え、祈り続けます。まさに「負けん気と根気と慈悲」が試される場面。
 残念ながら、19時から別の予定があったため、18時半に一旦終了。夜も遅くなるので後は自宅で続きを行うことにしました。すると18時50分頃に「無事終わりました」とのお電話をいただき、ホッと一安心をして次の予定に向かうことができました。

 結果的に10時間以上のお助行となりましたが、みなさんの表情は清々しく、ここまで御題目を唱え、人の為に祈り続けられたことに喜びや、感謝の思いさえありました。「こんなにも器の大きなご信者が沢山いるんだ!」ということを実証できたことは、住職として本当に誇らしい事です。


 実は、もう一つ嬉しい報告があります。
 先月の寺報で近藤たつゑさんの事を書きました。1月末大腿骨を骨折。2月2日に手術を受けましたが、27日にはシルバーカーで歩けるようになり、3月13日にお見舞いへ行った時には、階段の上り下りが出来るまで回復。なんとか4月8日の御会式に間に合えば…と思っていたのですが、なかなか退院となりません。「やはり難しかったのかなぁ…」と思いつつ、御会式当日を迎えました。

 するとビックリです!お寺の玄関先で奉修導師をお待ちしていると近藤さんが元気にシルバーカーを押してお参りくださったのです!しかも素敵な笑顔で♪娘さんいわく「二日前の6日に退院できたので、お参りできるようになりました。ビックリさせようと思い黙ってました(笑)」とのこと。こんなに嬉しいサプライズなら大歓迎です。本当に「有難い!」の一言に尽きます。

 私たちは人の幸せを願い、人の不幸を悲しみ、そして、人の為に御題目を唱え祈ることのできる人間になっていくことで自他共に幸せになっていくことができます。これが本門佛立宗のご信心、本物の仏教です。あなたも是非、隆宣寺で人生に仏教をプラスしていきましょう!
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 月一法話

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